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予防について

予防についてPREVENTION

歯周病と全身疾患

  • 糖尿病の悪化
  • 早産・低出生体重児
  • 誤嚥性肺炎
  • 脳卒中
  • アルツハイマー
  • 心臓病

むし歯や歯周病によるトラブルは、お口の中だけにとどまりません。病気を引き起こしたり悪化させたりして、全身の健康状態にも悪影響を及ぼします。
とくに歯周病は、誤嚥性肺炎や心疾患、脳疾患、妊娠中の早産や低出生体重児などの原因となります。
このように、お口の健康は全身の健康と深くつながっています。日々の「セルフケア」に加え、歯科医院でのクリーニングなどの「プロケア」を行ってむし歯や歯周病を予防し、お口と身体の健康を守りましょう。

年齢ごとの予防ケア

▶-1歳(妊娠中)
ご家族みんなで、赤ちゃんを迎えるお口の準備を

生まれてくるお子さんのお口の中には、むし歯菌は存在しません。生後、まわりの大人からむし歯菌に感染します。そのため、ご家族がお口の健康を整えておくことが大切です。

また妊娠中は、ホルモンバランスや食生活の変化で、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。出産後は赤ちゃんのお世話に忙しくて歯科医院に通うのが難しくなる方が多いため、安定期に入ったら歯科検診を受けて、健康なお口づくりをしておきましょう。
歯科検診の際には、赤ちゃんの歯のお手入れ方法などのアドバイスもいたします。

▶0歳~1歳
1歳までに歯医者さんデビューをしましょう

むし歯が痛くなってから歯科医院に行くと、「歯医者さん=痛いところ」というイメージがついてしまいます。そのため、痛い思いをしないうちに、上下の前歯が生えそろう8~10カ月頃の「歯医者さんデビュー」をおすすめします。
生え始めの乳歯は弱いため、むし歯にかかりやすいもの。定期検診で、フッ素塗布などの処置とともに、保護者の方に正しいかみ合わせを促す生活習慣や、歯磨きの始め方などのアドバイスをいたします。

▶1歳~3歳
お口の将来は、3歳までに決まります

乳歯が生えそろう時期は「将来的なむし歯菌の数が決まる」といわれるほど、お口の環境が重要になります。ご家族などからのむし歯菌の感染を防ぐため、食器の共有をしたり、食べかけのものをあげたりしないよう注意してください。

むし歯菌は、糖分を含む食べ物をとることでどんどん増殖してしまいます。食事や間食・おやつの内容やとり方にも気をつけてください。

また、歯の質を強くすることも大切です。初期むし歯の修復を助けるフッ素塗布を定期的に行い、歯のエナメル質を強化するとよいでしょう。
毎日のケアでは、保護者の方による仕上げ磨きが重要です。ケア方法や磨き方のコツなどをアドバイスいたしますので、ポイントを押さえ、しっかり行うようにしましょう。

▶3歳~6歳
自分で歯磨き、定期検診も欠かさずに

3歳になったら、子ども用の歯ブラシを使って自分で歯磨きをする練習と磨く習慣をつけましょう。上手に磨くことができなくても、本人が毎日楽しく磨くことが大切です。その後は保護者の方が必ず仕上げ磨きをしっかりと行ってあげてください。

また、この時期は保育園や幼稚園などに通い始め、お子さんの生活スタイルが変化します。食生活や歯磨きの習慣など、保護者の方の目が行き届かなることもあり、むし歯になりやすい環境になります。
仕上げ磨きと、正しい歯磨きができているかのチェックを続けながら、むし歯になりかけている歯がないかということも確認することが大切です。歯科医院での定期検診も欠かさずに受けましょう。

▶6歳~10歳
大切な生え変わり時期はとくに注意

乳歯から永久歯へ、歯が生え変わる時期です。 生え変わったばかりの永久歯は、歯の根っこが完成するまでに2~3年かかります。その間の歯質はやわらかく酸に溶けやすいため、むし歯になりやすい状態です。

また、6歳ごろに生えてくる6歳臼歯は噛む力が強く、食いしばる上でも重要な機能を持ち、かみ合わせの中心となる歯です。一方で、深い溝があって磨きにくく、むし歯になりやすい歯でもあります。

永久歯を守るためにも、お子さんの歯磨き後のチェックや仕上げ磨きは、この時期まで必ず続けましょう。また、生えたての永久歯の弱い歯質を保護して強化するために、定期的なフッ素塗布や溝を埋めるシーラントなどを行うとより効果的です。

▶10歳~15歳
自立したお口のケアをサポートしましょう

小学校高学年から中学生になると、自分できれいに歯磨きができるようになります。そして、この時期からは歯と歯ぐきの境目や歯間の磨き残しによる歯周病の予防も必要になってきます。

部活動や受験勉強、趣味などが忙しくなり、生活リズムが不規則になりがちです。また、友人との外で食事をしたり、夜中の間食が増えたりと食生活も乱れてしまうと、むし歯や歯周病のリスクが急速に高まってきます。
さらに、身体の成長や変化に伴い、一時的に「思春期口臭」と呼ばれる口臭が出ることもあります。

この時期は、お子さん自身の健康管理能力を高めるためにも、自分で歯科医院に通わせてみるなど、自発的なお口のケアをサポートしてあげましょう。

▶大人の予防ケア
自覚症状が出る前の定期検診と予防ケアが大切

成人している日本人の約8割が罹っているといわれる歯周病は、自覚症状があまりないまま進行します。
むし歯の初期段階も同じように自覚症状が乏しく、いずれも気づいたときには重症化しているケースが多く見られます。

初期むし歯は、視診と画像診断によって早期発見することができ、適切なプロケアとホームケアで歯を削ることなく治すことが可能です。
また、治療後は良好なお口の状態を保つため、定期検診を続けましょう。自覚症状がなくても定期的なチェックやクリーニング、フッ素塗布など、むし歯や歯周病を予防するためのプロケアとホームケアが大切です。

▶シニアの方の予防ケア
しっかり噛める健康なお口は、全身の健康につながります

シニア世代になると、歯や歯ぐきの健康だけではなく、嚥下機能の低下や唾液の減少など、お口全体のトラブルが起こるようになります。
しっかりとお口のケアをしてお口の健康を維持すると、ご自分の歯でしっかり噛み、充実した食生活を送ることができます。
また、よく噛むことで脳の血流が増えて働きが活発になるため、認知症予防にもつながります。
お口の健康を維持して生活の質を高め、全身の健康を守っていきましょう。

シニアに向けた
予防メニュー

口腔ケア指導・
アドバイス

お口の環境は、年齢とともに変化します。歯ぐきが退縮して歯の根っこが露出したり、唾液の分泌量が減ることで舌や粘膜に異変が起きたりなど、さまざまな症状が現れます。これまでのブラッシングではお口の健康を保てなくなるかもしれません。
歯・舌・入れ歯を清潔に保つ方法や、お顔の筋力の衰えさせないケア方法など、お一人お一人に適したお口全般のセルフケアについてアドバイスいたします。

誤嚥性肺炎・
口腔乾燥症の予防ケア

食べ物をお口に入れて飲み込むまでの嚥下機能が低下すると、食べ物や唾液が気管へ入ってしまうことがあります。このときに一緒にお口の中の細菌が肺の中に入ってしまい、肺に炎症が起こることを「誤嚥性肺炎」といいます。
また、噛む力の低下によって唾液の分泌量が減り、お口や喉が渇いたり、食べ物を飲み込みづらい、発音がしにくくなるなどの症状が出ることもあります。
お口の中を清潔に保ち、細菌を増殖させないように、入れ歯のお手入れやお口から喉にかけたケアが大切です。

定期検診の流れ

問診

お口の状態を精密に診査・診断するために、視診や歯周病検査、レントゲン撮影などを行います。
あわせて、患者さんのライフスタイルやお口全体の状態について確認するため、時間をかけてしっかりとカウンセリングを行います。

お口のクリーニング

歯科医院専用の機器を使用して、お口の中をしっかりとクリーニングします。ご自身の歯磨きだけでは落とせない歯石や、細菌が集まったプラーク(歯垢)の塊である「バイオフィルム」を取り除くことができます。

歯磨き指導とご自宅でのケア

磨き残しの状態を確認して、セルフケアの指導もいたします。患者さんのお口の状態に合わせた適切なブラッシングをご指導したり、歯間ブラシやフロスなどのデンタルグッズの選び方や使い方などもアドバイスいたします。ご自宅でのむし歯・歯周病予防にお役立てください。

定期検診

ご自宅でのセルフケアを続けていただいた上で、数カ月後に1度は定期検診にお越しください。健康な状態を維持できるように、一緒に取り組んでいきましょう。
検診の間隔は患者さんごとに異なります。時期は検診時にお伝えいたしますので、お帰りの際に次回のご予約をお取りください。

定期検診で行う
予防メニュー

TBI(歯磨き指導)・ホームケア

歯と歯ぐきの適切な磨き方は、歯並びやお口の状態などによってお一人お一人異なります。
そのときのお口の状態に適した歯ブラシや歯磨き剤、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使い方をアドバイスいたします。

スケーリング

「スケーラー」と呼ばれる専用の機器を使って、プラークが固まってできる歯石を取り除きます。
歯石は一度除去しても、時間の経過とともに再形成されるため、定期的な除去が必要です。

PMTC

専用の機器や薬剤を使って、むし歯や歯周病菌の温床となるプラークの塊である「バイオフィルム」をしっかり取り除きます。
30~50分ほど時間をかけて、歯磨きでは取り切れない歯ぐきの下まで蓄積したバイオフィルムもきれいに落とすことができます。

お口の予防から
身体の健康を
守りましょう

ご自分の歯をいつまでも守るための秘訣は、毎日の「セルフケア」と歯科医院での定期的な「プロケア」です。
むし歯や歯周病で歯が悪くなってから治療するのではなく、「悪くなる前に防ぐ」ことが大切です。
いつまでも健康なお口を維持して、充実した毎日を送りましょう。