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【歯周病】シルバー世代に迫るリスク「誤嚥性肺炎」の原因は?~お口のケアで予防できる全身の病気(1)~

こんにちは。
ふじみ野市上福岡の「こんどう歯科」です。
 
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまう(誤嚥する)ことが原因で発症する肺の炎症のことです。
誤嚥性肺炎の発症には、飲み込みに関する機能低下(嚥下機能障害)が背景にあります。
 
 

誤嚥性肺炎の死亡者に高齢者が多い原因とは?

肺炎は、近年では日本人の死因第3位という高い割合をしめています。
そのうち、誤嚥性の肺炎が原因で死亡した方は、80代の約8割、90歳以上ですと9.5割以上と高齢者の方が多いことが分かっています(※出典:厚生労働省e-ヘルスネット「誤嚥性肺炎」より)。
 
誤嚥性肺炎は、食べ物の飲み込みがうまくできなくなる嚥下障害が原因です。
嚥下障害を引き起こす代表的なものは、寝たきりの方に多く見られる廃用症候群や脳梗塞など脳血管障害などがあります。
廃用症候群とは、病気やけがで長期間安静にすることで、体を動かす時間や強さが減り、菌の萎縮や褥瘡などの症状が現れます。
嚥下反射には、大脳の皮質が深く関わっています。
そこで、脳梗塞などの脳血管障害が起きた場合、嚥下反射が鈍くなり、誤嚥を起こしやすくなるのです。
また、寝たきりになることで全身の筋力が低下することに伴い、嚥下に関わる筋肉量の低下にもつながるのです。
(※出典:メディカルノート「誤嚥性肺炎について」より)
 
 

誤嚥性肺炎の原因は……歯周病?

とくに、寝たきりの高齢者の方に多い誤嚥性肺炎ですが、お口のなかの歯周病菌が食べ物や唾液と一緒に気管に入り込んでしまうことが原因の1つです。
 
歯周病菌が要因の誤嚥性肺炎の予防には、歯垢や歯石を除去する「歯周病予防」も重要なカギを握っています。
なぜなら、誤嚥性肺炎から見つかる細菌は、歯周病菌を中心としたお口の中の細菌が主だからです。
 
歯周病の多くは、とくに痛みなどの症状がないため、いつのまにか進行していることがほとんどです。
そのため、気づいた頃には手遅れになっている場合も少なくありません。
 
歯医者での適切な口腔ケアを定期的に行うと、お口のなかが清潔に保たれ、誤嚥性肺炎の予防や全身の健康にもつながっていきます。
 
 
こんどう歯科では、シルバー世代の方に向けた予防メニューもご用意しています。
お口のなかで気になる症状がございましたら、気軽にご相談ください。