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歯周病

【歯周病】糖尿病を悪化させる原因は?~お口のケアで予防できる全身の病気(2)~

こんにちは。
ふじみ野市上福岡の「こんどう歯科」です。
 
歯周病は、歯周病菌が歯肉に炎症を起こすことから発症します。
 
近年、歯周病が進行・悪化すると全身の疾患にも悪影響を及ぼすことが分かってきました。
同じく、全身疾患が歯周病の症状を進行させる場合も。
とくに、糖尿病は歯周病の合併症ともいわれるほど関連性が高い、といわれています。
糖尿病と歯周病は相互関係にあり、お互いが悪化すると悪化しますが、片方を治療して改善すれば両方改善することも可能なのです。
 
 

糖尿病が歯周病に与える影響とは

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンがうまく働かず、血液中の糖分が増え続けて、血糖値の高い状態が続く病気のことです。
 
糖尿病になると、細菌に対する抵抗力や、組織の修復力の低下の症状が出はじめます。
これらの症状が出ると、お口の中の唾液の分泌量も減少します。
 
唾液の分泌量が減少すると、お口の中が乾燥し、白血球の機能低下が起きます。白血球の機能が低下すると、歯周病菌が増殖し、歯周病の症状が進行するのです。
 
そのため、血糖のコントロールが悪いと歯周病もより重症化しやすくなります。
 
 

歯周病治療で糖尿病が改善する仕組み

糖尿病が歯周病を罹患させ、歯周病の炎症性の物質が糖尿病を悪化させてしまうため、負のループを繰り返すことになります。
 
歯周病治療を行い、お口の中の歯周病菌が減少し、症状が改善されると歯周病からくる炎症性の物質も減少します。
炎症性の物質が減少すると、血糖をコントロールするインスリンの働きが強くなり、血糖コントロールがよくなり、糖尿病の症状が改善されるのです。
 
近年では、両者の高い関連性が考慮され、糖尿病患者の口腔ケアの重要性が見直され、医科と歯科が連携して歯周病治療に取り組んでいます。
 
歯周病治療では、まず歯医者で歯科衛生士などによる歯磨き指導を行い、お口の中の歯垢(プラーク)を取り除く正しい磨き方を取得します。
その後、自身で取り除けなかった部分の歯垢や歯石を除去することで、お口の中を清潔に保ちます。
 
 
歯周病の予防には、毎日の丁寧な歯磨きと歯医者での定期的なクリーニングが重要になってきます。
 
上福岡のこんどう歯科では、全身の健康を守るため、お口の中の健康を全力でサポートいたします。
 
お口の中で気になることがございましたらお気軽にご相談ください。